『サイレントヒル』、観ました。
『サイレントヒル』、観ました。
原因不明の悪夢に苦しみ、「サイレントヒル」とつぶやく娘シャロンを救うため、
旅に出た母親ローズ。薄闇の中、二人が辿り着いた街“サイレントヒル”で
シャロンは突然姿を消してしまう。ローズはシャロンの影を追って街の中を
彷徨い始めるが、そこは決して抜け出すことの出来ない恐怖に包まれた街だった…。
仮想現実、謎から謎へ、さすがあの手この手で見せ場を作り、目まぐるしく
変化する展開は息つく暇もない。この原作が社会現象にまでなった人気ホラー
ゲームだというのも頷ける。確かにグイグイ引き込まれ、最後まで観てしまった。
ただ、そういう“映画の楽しみ方”とは別に、この作品を“映画的”とみるか、
はたまた“ゲーム的”とみるかは、やはり“後者”の方になるのでは。例えば、
通常の映画ではストーリー全体をひとかたまりとして、そこに“起承転結”を
付けていくスタイル。一方、本作『サイレントヒル』では、映画が始まるや
いなや、まるで恐怖の迷宮に迷い込んだよう。最初の(1ST)ステージを
クリアすると次なる(2ND)ステージ、更にその次の(3RD)ステージという
具合に、グレードアップしながら“新たな関門”が待ち受けている。そして、
注目したいのが“アイテムの使い方”。今作でも、懐中電灯、鍵の束、手錠、
ナイフなど、偶然手に入れた(あるいは取り付けられた)アイテムが、次なる
困難脱出のヒントとして重要な意味を成していく。いわゆる、このあたりは
“RPG(ロール・プレイング・ゲーム)の特徴”だものね。
そんな感じで、映画はゲーム体験者が“あの感動をもう一度”と思って
観るなら差し支えないが、(ゲームの事を)何も知らないホラー映画ファン
にとってはチョット物足りないのかも…。オイラが観ながら不満だったのは、
テーマとなっている親子愛(家族愛)を、母が子を思う…、その片側からしか
描かなかったこと。それからヒロイン夫婦の関係も分かり辛いし、家族三人の
立場を明確にすることで、映画はもう一歩奥行きのあるものになったと思う
のだけど。
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Comments
こんばんは、ご無沙汰しています。
監督が熱烈なこのゲームのファンということでかなりゲーム寄りな作品ではありますよね、あのアングルとか、きのこスパさんもご指摘のステージクリア&アイテムGet♪とかw
<テーマとなっている親子愛(家族愛)を、母が子を思う…、その片側からしか描かなかったこと。
アレッサの魂が救済される為に母親としての愛情を注いでくれるローズを選んだ、また本来ならば砦となって子を守るべき実母に裏切られたにも関わらずアレッサが復讐の手を伸ばさなかった、それだけじゃやっぱり弱いでしょうかw
いずれにしてもゲームファンではない方の冷静な視点として興味深く読ませて頂きました。TBさせて頂きます。
尚、勝手ながらブログリストにLINKさせて頂きました、差し支えあるようでしたらご連絡下さい。
今後とも宜しくお願い致します。
Posted by: lin | December 07, 2006 at 10:29 PM
linさん、
TB,&コメント、どうもです。
> アレッサの魂が救済される為に母親としての愛情を
> 注いでくれるローズを選んだ、また本来ならば
> 砦となって子を守るべき実母に裏切られたにも関わらず
> アレッサが復讐の手を伸ばさなかった、
> それだけじゃやっぱり弱いでしょうか
うん、強いか弱いか、描けているか描けていないかは、
観る人個々の感じ方が違うので何とも言えませんが、
言われてみれば、そういう捉え方もあるのかなと。
今回のlinさんのような、自分とは別の観方・感じ方を知るのは、
このブログを続けていく上で最高の喜びです。
Posted by: きのこスパ | January 06, 2007 at 09:45 AM